インボイス制度について考えてみました

みなさん、またまたご無沙汰しておりました。管理人の清水です。
何とか月に一回はブログを投稿しようと思って、月末に慌てて書いているわけです💦

 最近はありがたい事にホームページ作成のご依頼を一件頂きまして、そのお仕事に没頭しておりました。近々制作実績も発表できると思います。イラストに没頭しすぎて本業を忘れかけてたので(笑)、本当に感謝しかないです。

 さて、今回のお題ですが最近声優さん達が問題視している「インボイス制度」について考えて(というよりは説明して)みたいと思います。一応私も個人事業主のはしくれなので、面倒見て頂いている税理士さんからばっちり説明を受けているのです。さらっと流し読みして頂ければ幸いです。

インボイス制度って?

 シンプルに言えばインボイス(請求)を見落としなくやりきって、税金を骨の髄までしぼりとろう(偏見すごいなw)という制度です。
 そもそも皆さん、いつも払ってる消費税って誰が国に届けてるのか不思議じゃないですか?我々が払ってる消費税は、別に自分で郵便局に行って納税している訳ではないですよね。

 実は商品を売った企業が、3月にきっちり耳揃えて、国に納めに行ってるのです。私も太陽光発電の売上を郵便局を使って消費税分納めてますよ。

そこで、納税の仕組みをちょっとイラストにしてみました。

 こんな感じで、りんごジュース220円を売ったら、リンゴ農家さんは110円で売ったりんごの消費税(10円)を国に納めて、りんごジュースを作った人はジュース代からりんご代を引いた利益の110円の消費税分10円を、国に払ってると。
 するとあら不思議!220円のりんごジュースの消費税分きっちり20円が国に納められるんですね。

 ただですね‥国の救済措置として、「年収1000万以下の事業者は消費税払わなくていいよ」っていう免税制度があるんですよ。私の場合は説明を割愛しますが、「消費税還付金」という大金を受け取ったので消費税をきっちり払っております。

 で、免税事業者からそれなりの規模の会社が仕入れをするとどうなるか?それもイラストにまとめてみました~

 こんな感じで、国が220円のりんごジュースに対して消費税10円しか取れてないんですねー。誰が10円分得してるかというと免税事業者なわけです。

 「これからはきっちり取るで~」って意気込み(かどうかはわかりませんが)で、国が導入したのがインボイス制度。これからは免税事業者もインボイス登録を推奨して、これに登録した業者は売上がいくら低かろうと、「きっちりりんごの消費税10円払ってもらうよ」という制度です。

インボイス制度って結局何が問題なの?

 でもこのインボイス登録、年収1千万円未満の事業所は強制じゃないんですよ。今まで通り免税の恩恵を受けても全然OK!‥でも結局入らざるを得ないんじゃない?と免税事業者が文句を言っているのが、国が提示してきたこのルール!今度は2コマまとめてイラスト紹介しますね。

 

・・・という訳で、インボイス登録していない業者と取引したら、全ての消費税は販売先の業者が支払うという、「うちの組への上納金払わんかったらお前の家族メチャメチャにするからな制度」(笑)が発動したわけですね。

 今回のイラストで言えば「りんご農家が消費税10円払わなかったら、販売先のお前から取りまっせって」事かな。
 ヤ○ザも顔負けな制度のわけですが、販売先の会社から、したらそりゃあインボイス登録してる企業とやり取りするに決まってますからね。

これが昨今個人事業主が騒いでいるインボイス制度問題ってわけです。

まあでも私なりの結論を言ってしまうと、「インボイス登録して得するならすればいいし、しないならしなけりゃいいじゃん」で終わりだと思うんですよ。インボイス登録してもしなくても損する人・・それは今まで不当に得してただけですよ!それが正常に戻っただけの話。

 ・・ここから先は大分辛口になるので(笑)、私が別名義で運営しているnoteで来週書こうと思います。

 それではまたお会いしましょう。

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